社長ブログ

2010年8月15日
今日は、終戦記念日です。
私と祖母との思い出を、お話したいと思います。

私の亡父の弟が、昭和17年6月16日に支那(中国)河西省廣福祝家壕の戦いで、22歳で戦死しています。
私から云えば、おじさんにあたります。
戦死したおじの母にあたる私の祖母は、毎年、命日に東山にある霊山護国神社に、子供の私の手を引いてお参りしていました。

祖母は、テレビを見ながら、兵隊さんが出てくる場面では、いつも白いハンカチで目頭をぬぐっていました。
「おばあちゃん、何で泣いているの?」
子供の私には、戦争で我が子をなくした母の悲しさは、知るよしもありませんでした。

そんな祖母も、私が25歳の時、86歳で他界しました。
おばあちゃん子だった私は、
「おばあちゃんがいつもしていたことで、何か、代わりにしてあげられる事はないかなぁ」と考えました。
そこで思いついたのが、「毎年、おじの命日に、これから私が護国神社へ、祖母に代わってお参りしてあげよう」ということでした。

それから毎年、妻と結婚してからは、妻と二人で、毎年6月16日には京都護国神社で、ご祈祷をして頂いています。

祖母とおじが、いつも私達の家族を、笑顔で見守って下さっている様な気がします。
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